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ニュージーランド不動産にかかる税金 (Rates/固定資産税)

ニュージーランド不動産 税金
ニュージーランド不動産保有にかかる税金

保有中にかかる税金・費用


  1. レート(Rates/固定資産税)

  2. GST(Goods and Services Tax/消費税

  3. 所得税(Income Tax)


*所得税は家賃収入がある場合に、個人や法人により違った課税率がかせられます


 レート(Rates/固定資産税)

ニュージーランドの「Rates」(レート)とは?

各地方自治体(Council)が、地域の道路整備、下水道、図書館、公園、ごみ収集などの公共サービスをまかなうために、土地・建物の評価額(Rateable Value)に対して課す固定資産税のこと。

毎年、General Rate(一般サービス分)に加えて、下水道やごみ収集などサービス別のTargeted Rates、一律課税のUAGC(Uniform Annual General Charge)などが合算されるのが特徴です。


 日本の固定資産税と比較

項目

ニュージーランドのRates

日本の固定資産税

課税主体

地方自治体(Council)

市区町村

課税対象

土地・建物の評価額(Rateable Value)

土地・家屋の固定資産課税標準額(評価替え後の課税標準額)

税率設定

「$/$1,000 RV」で、自治体ごとに複数の服務分を合算

原則として課税標準額の1.4%(市町村によって±0.3%以内で調整可)

複数の項目・合算方式

General Rate+Targeted Rates+UAGC…

固定資産税率(+都市計画税〈上限0.3%〉)

課税頻度

年1回支払い(分割可)

年1回支払い(多くは年4期に分割納付)

用途指定

それぞれのRateが使途(道路、下水、図書館など)に名称で紐づく

使途は市区町村の一般財源として一括管理

 Rateの調べる

Council のウェブサイトにアクセスして住所検索にて簡単に確認することができます。

不動産購入前に物件にかかる経費として調べるのに使用できます

検索すれば、簡単に見れますが実際どのように計算されているのでしょうか?

計算方法は下記になります


年間Rates(税込み) = Rateable Value(RV) ÷ 1,000 × Rate in $


例:RV が 800,000 NZD、General Rate が $4.50/$1,000 の場合→ 800,000 ÷ 1,000 × 4.50 = 3,600 NZD

ここに UAGC(一律課税)や Targeted Rates(下水道、ゴミ収集など特定サービス分)が加算されます。


 まとめ

Rateは保有物件の費用のなかで大きな割合を占めてきますので、事前に確認することは必須ですね。NZのRates は評価額に応じて合算する方式ですので、毎年変更があるかもしれませんで不動産の値動きにも注意が必要です。

投資物件の場合、Commerce(商業用)とResidence(住宅用)では大家やテナントが支払う項目が変わってくることがあります。

その一つがRateです。商業用の場合、テナントにRateの支払いが含まれている契約が多く大家が支払う必要がないことも多々あります。

またその辺りは別の記事で書こうかと思います


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