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ニュージーランド(NZ)の住宅ローン金利と不動産市場 12/2025

  • Mamoru
  • 2 days ago
  • 3 min read
ニュージーランド 住宅ローン

ニュージーランド住宅ローン金利の動向

現在の金利水準は2023〜2024年には7%〜8%台に達していましたが、現在は4%台後半〜5%台前半(1年〜2年固定)が主流となっています。

銀行間のシェア争いにより、交渉次第ではさらに低い特別レートが提示されることもあるそうです。


不動産市場の動向

 不動産業者に話を聞くと、活気が戻りつつあるが来年2026年ごろからさらに上がってくるのではと言っていますが、毎年聞いているようなセリフなので販売する側からすると我慢の時であるのかと感じます。

価格の推移は下落は止まり、オークランドやウェリントンなどの主要都市では横ばい、あるいは緩やかな上昇に転じているように思えます

また売り物件の在庫がまだ豊富にあるため、買い手がじっくりと比較検討できる「買い手市場」の側面が残っているようにも思えます。

 トレーダーが保持していた物件がモーゲージセールに出ている記事や利息の損金算入(Interest Deductibility)の復活2025年4月より、投資用ローンの利息が100%経費として認められるようになりました。これにより、賃貸経営のキャッシュフローが大幅に改善されたことなど考えると現在購入するのはいい選択かもしれないですね


金利が高水準になるとどんな影響あるかな

1. 個人・家庭への影響:支出が減る

金利が上がると、お金を「借りるコスト」が上がり、「貯金するメリット」が増えます。

  • 住宅ローンの負担増: 変動金利や固定更新時の金利が上がるため、毎月の返済額が増えます。その結果、自由に使えるお金(可処分所得)が減り、外食や買い物などの消費が控えられます。

  • 貯蓄の促進: 定期預金(Term Deposit)などの利息が良くなるため、人々はお金を使わずに銀行に預けるようになります。これにより、市場に流れるお金が減ります。

2. 企業への影響:投資と雇用の抑制

企業にとっても、金利高は経営のハードルを上げます。

  • 設備投資の減少: 銀行からの借入金利が上がるため、新しい工場を建てたり、システムを導入したりといった投資を控えるようになります。

  • 雇用の停滞: 景気が冷え込み、企業の売上が落ち始めると、新規採用を控えたり、場合によっては人員削減(リストラ)を検討したりするため、失業率が上昇する傾向があります。

3. 不動産・資産市場への影響:価格の下落・停滞

金利と資産価格は一般的に**「シーソー」**の関係にあります。

  • 住宅価格の下落: ローンが組みにくくなるため、家を買いたい人が減ります。需要が落ちることで、高騰していた不動産価格が落ち着いたり、下落したりします。

  • 株価への圧力: 企業の利益が減る予測や、債券・預金の方が安全で高利回りになることから、株式市場から資金が抜け、株価が下がりやすくなります。

4. 通貨価値(為替)への影響:通貨高になりやすい

  • NZドルの上昇: その国の金利が高いと、海外の投資家にとってその国の通貨で運用する魅力が増します。外貨が流れ込んでくるため、通貨(NZドル)の価値が上がりやすくなります。

  • 輸入品が安くなる: 通貨高(NZドル高)になると、海外からの輸入品が安く買えるようになり、結果として国内の物価を押し下げる効果があります。

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